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いつも温かい紅茶を用意してお待ちしています~気持ちを込めて
サモワールは、
ロシアで広く使われてきた、お湯を沸かす道具
一家に必ずあった、暖房器と湯沸かしが一体になったようなもの
直訳すると「自分で沸かす」
寒いロシアでは、温かい部屋で温かい飲み物を頂けるのは、何よりのご馳走
昔の日本家屋に、囲炉裏に鉄瓶が掛けられていた~のと同じように
このサモワールで温かい湯を常に沸かしていた
こちらは電熱式サモワールですが
古くは、中央の筒状部分に、炭などを入れて火力としていた
本体にお湯を沸かし、手前の蛇口をひねればお湯が出る
上部の平らな部分は下から蒸気が上がってくるので
そこにポットを置いて、温められて、蒸らされた紅茶は濃くなる
本体の蛇口からお湯を加えて、好みの濃さに調整して味わう
ホテルの朝食時にセットしてあったサモワール
ソビエト時代の貴族はオリジナルデザインの銀製のサモワールを持つことが
ステイタスシンボルになっていたという
現在、ロシアから骨董品の持ち出しは禁止
細工の施されたサモワールを見ることはありません
ロシア革命以前の刻印がみられる
100年以上前のサモワール
中の筒に炭が残っている、かなり使われていたもの
亡命したロシア人が帰国の折にお礼に置いていった・・・
昔使っていたが、もう必要なくなったので・・・
骨董品店に眠っていた・・・
ブンブンに集まってきたサモワールには、温かい思い出が詰まっています
店内の壁には、サモワールを囲んだトルストイ一家のティータイムの写真
寒い季節を迎えて、サモワールに気持ちを込めて
ご来店をお待ちしております。
提供する紅茶は、湯を沸かし、最低3分蒸らし、更にセカンドポットに移してテーブルへ
美味しさを引き出すために、時間がかかります
大変お待ち頂くこともございますので
お急ぎの場合は、スタッフへお声がけ下さい